■顎関節とは
顎関節とは、耳の前に指を当てて口を開閉するときに動きを感じる部分のことです。頭の骨である側頭骨のくぼみに、下顎骨の丸みを帯びた下顎頭がはまり込む構造になっています。下顎窩と下顎頭の間には、関節円板というクッションの役割を持つ組織が存在します。
この関節円板によって、下顎窩と下顎頭が直接こすれ合うのを防いでいます。関節円板は骨ではなく、コラーゲンという膠原線維が密に詰まった組織です。この関節円板と下顎頭が正常に動くことで、口を大きく開けたり閉じたりすることが可能となります。
■顎関節症の症状とは
顎関節症の代表的な症状は、
①あごの痛み「顎関節痛」
②口が十分に開かない「開口障害」
③あごを動かすと音がする「顎関節雑音」です。
これらの症状のうち1つ以上が当てはまる場合、顎関節症の可能性が考えられます。また、肩こりや腕・手指のしびれ、頭痛、耳や鼻の違和感など、全身に関連した症状が出ることもあります。
■顎関節症の分類
顎関節症Ⅰ型:咀嚼筋障害(噛む筋肉に問題がある)
咀嚼筋とは、下顎を動かして口を閉じる際に働く筋肉の総称で、咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4つの筋肉から構成されています。
1型は口の開閉や咀嚼、咬みしめなどの動作によってのみ、咀嚼筋に痛みが生じるのが特徴です。
顎関節症Ⅱ型:関節包・靭帯障害
顎関節の周囲は関節包や靭帯で覆われています。Ⅱ型では、安静時でも痛みを感じることがある場合があります。
顎関節症Ⅲ型:関節円板障害
関節円板が変形している場合に分類されるのがⅢ型です。この型では、痛みはあまりなく、あごを動かすと「かくかく」と音がするのが特徴です。
顎関節Ⅳ型:変形性関節症
顎関節に長期間強い負荷がかかることで、骨の周囲に新しい骨組織が形成される症状です。Ⅳ型では、口の開閉時に「ゴリゴリ」と音がし、滑膜炎を伴うと痛みが出ることがあります。
■顎関節症の原因
顎関節症が起こる原因としては、あごの癖や姿勢の不良、噛み合わせの乱れ、精神的ストレス、外傷などが考えられます。その中でも、姿勢の悪さによってあごの動かし方が不自然になり発症するケースが多いと言われています。
■まちだ接骨院・鍼灸院の顎関節症に対する施術方法
顎関節が悪くなって痛みが出るのには順序があります。日常生活のストレスや疲れ、体に歪みが出てきて日常の疲労が内臓にたまりそれをかばうことで体がさらに歪んできます。体が歪んだことで日頃よくつかう筋肉などの軟部組織も傷んできます。
どんどん体の使い方が悪くなりあごだけではなく全身に症状がでてしまします。当院では骨盤の歪みが顔の歪みに影響すると考えていますので、顎関節症の方でも骨盤からお身体を変えていくようにご提案しています。
骨盤が正しい位置に戻ってくると背骨の位置、肩甲骨の位置、顎関節の位置も正しい位置に戻ってきます。姿勢からお身体を当院ではかえていきます。












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