交通事故で起こりやすいケガの一つに、ムチウチがあります。
急に強い力が首にかかり、まるで鞭をしならせたような動きをすることで首の組織が損傷してしまう外傷です。
別名「外傷性頸部症候群」と呼ばれることもあり、首の痛みのほか、頭痛や吐き気、腕のしびれなどの症状が見られます。特に追突事故のような急激な衝撃が原因となることが多いです。
むちうちの仕組み
追突事故に遭うと、衝撃で体は追突された方向へ揺さぶられ、首と頭はまず後ろへ大きくしなります。
その反動で頭は前方へ倒れ、この時に首の骨(頚椎)のクッションとして働く椎間板や靭帯、筋肉が衝撃を和らげ、骨折や大きな損傷から守ろうとします。
しかし、交通事故による外力は突然かつ強烈であるため、これらのクッション機能が間に合わず頚椎捻挫を起こしてしまいます。
たとえクッションが働いたとしても、衝撃が強すぎる場合は吸収しきれず、椎間板や靭帯、筋肉を損傷し、さらに血管や神経までダメージを受けることがあります。
特に首の神経は腕や頭、全身に広がっているため、腕のしびれ、頭痛、吐き気、肩や背中の痛みといった症状が広がって現れることもあります。
首のむち打ちは軽視していてはいけません!
首には常に頭の重さがかかっています。頭はボーリングの玉ほどの重さがあるため、負傷した組織に大きな負荷がかかり、回復がどうしても遅くなりやすいのです。
交通事故後の治療では、まず整形外科を受診し、レントゲン検査や徒手検査で現在の状態をしっかり確認することが重要です。
そこで骨折の有無、捻挫の有無、神経や筋肉への損傷がないかを調べます。
もし骨折や重度の損傷が見つかれば、外科的処置、すなわち手術が必要となります。
手術の必要がない場合は、保存療法と呼ばれる治療法が選択されます。
保存療法とは、鎮痛薬や湿布、コルセットなどを使って安静を保ち、痛みを抑えながら体が自然に回復するのを待つ方法です。
薬=完治 というわけではない
医療機関で保存療法として処方される鎮痛薬は、あくまで痛みを一時的に抑えるだけで、根本的に治っているわけではありません。
中には「痛みが消えた=完治した」と思い込み、普段通りの生活に戻ってしまい、再び症状が悪化してしまう方もいます。
その結果、再度痛み止めを服用し、痛みを抑える…というサイクルに陥ります。鎮痛薬を常用すると効果が薄れていき、より強い薬が必要になることも少なくありません。
さらに、腎臓や肝臓に負担をかけるため、副作用のリスクも無視できません。
そのため、ただ痛みが引くのを待つだけの治療は得策ではありません。負傷した部位の自然治癒を促す積極的なアプローチを取り入れることが重要です。
交通事故治療は当院へお任せください!
当院の交通事故治療はこの痛めた組織に治療を加えていきます。方法としてまずは徒手療法です。
痛めた組織は炎症が取れると次に固くなっていきます。この状態は血流が悪くなりやすく自然治癒力がさがります。
そしてさらに血流が悪くなるといった悪循環がはっせいします。この硬くなった組織に徒手療法を加えて柔らかくして血流改善を促します。
次に医療機関で使われる電気治療器を用いて筋肉を動かし、筋肉が持つポンプ作用を促進させてさらに血流を改善し自然治癒力を促します。
まずは当院へご相談ください。
このように組織の硬直の回復を早めたり痛みなどの症状を和らげる治療が可能です。薬を飲みたくない、頼りたくない場合にも当院の治療は有効です。
あなたがもし今の治療に満足できていない、薬には頼りたくない、早くこの痛みから解放されたいと願うなら当院に一度ご相談ください。











