バネ指について

バネ指は手指に発生する腱鞘炎の一種で、手をよく使う方であれば誰にでも起こり得る症状です。

指を曲げたまま伸ばせなくなり、無理に伸ばそうとするとバネのように跳ねる動きをすることをバネ現象と呼びます。

初期にはこのバネ現象が特徴的で、症状が進行すると反対の手で伸ばさないと指が戻らず、無理に伸ばすと激しい痛みを伴います。親指に多く見られ、次いで中指や薬指にも発生し、特に中年の女性に多いとされています。

・指の動きがぎこちない
・指を動かすと痛む
・朝、指がこわばる
・曲げ伸ばしの際にカクッと音がする
・痛みはあるがレントゲンやMRIでは原因がわからない

これらの症状がある場合は、バネ指の可能性があります。

バネ指の原因

バネ指は、同じ動作を繰り返すことで指の腱や腱鞘に炎症が生じることが主な原因です。筋肉が骨に付着する部分には、ロープ状に束ねられた結合組織の線維があり、これを『腱』と呼びます。その腱が指に沿って正しい位置を保つように保護している組織が『腱鞘』です。

バネ指は指を曲げる腱（屈筋腱）が腱鞘の中でひっかかることで発症します。屈筋腱は手のひらから指先まで腱鞘の中を通っています。指を過度に使用すると、屈筋腱自体が腫れたり、腱が通る腱鞘に炎症が生じたりし、腱鞘炎となります。

この腱鞘炎が慢性的になると、バネ指として現れます。指をよく使う仕事やスポーツをする人に起こりやすく、とくにパソコンの長時間使用や、近年ではスマホやゲームを長時間操作する方にも多く見られます。また、ゴルフ練習後の薬指や小指に発症するケースもあります。

さらに、妊娠中や産後、更年期の女性に多く発症することから、ホルモンバランスの変化もバネ指の原因のひとつと考えられています。

まずは局所の安静です。
ただ、指は普段使うことが多いのでなかなか安静は難しいのが現状です。

西洋学的な治療では、炎症の強い時にはステロイドを注射をすると効果はありますが、再発することもあります。
かなり症状がひどい場合は手術をすることもあります。

まちだ接骨院・鍼灸院での治療当院では東洋医学的な考えの鍼灸治療と身体全体の骨格、筋肉の張りなどを診て治療を進めます。

腱鞘炎は筋肉が疲労している状態です。東洋医学では筋肉に元気を送るのは、五臓六腑のうちの肝臓の働きだと考えられているので、まず肝臓の気を補っていくことが大切です。肝の治療を行うと全身の筋肉に血が巡りなり筋肉に回復力が戻ります。

指を使うと腕や肩の筋肉にもかなり影響が出ますので、疲労して硬くなっている筋肉にも鍼灸治療を行い、局所と周りの筋肉の血流を良くしていきます。

さらに姿勢が悪く骨格も歪んでると、肩甲骨周りや腕の筋肉も硬くなるので、姿勢の土台になる骨盤矯正を行い、身体の根本から治して、全体のアプローチをしていきます。血流が良くなり、筋肉が柔らかくなってくると痛みも和らいでいきます。また、ご自宅でのケアとしてストレッチ指導なども行なっております。

日常的に指はどうしても使うとこなので、痛みが続くと生活にも支障をきたし、辛い時間が続きます。バネ指でお悩みの方は是非一度当院へご相談下さいませ。

まちだ接骨院・鍼灸院

住所：〒901-2127 沖縄県浦添市屋富祖1-5-5 宮里ビル101

アクセス：バス／大平特別支援学校前徒歩2分

スタッフブログ